オペレーター

SQL演算子は、1つ以上の式に対して実行されるアクションを指定する記号です。演算子は、特殊文字またはキーワードによって表されます。

演算子の優先順位

複雑な式に複数の演算子がある場合、演算子の優先順位によって式内の演算の順序が決まります。たとえば、式 1 + 2 * 3 では、*+ よりも優先順位が高いため、式は 1 + (2 * 3) = 7 として評価されます。実行順序は、結果の値に大きく影響する可能性があります。

演算子には、以下の表に示す優先順位レベルがあります。優先順位が高い演算子は、低いレベルの演算子よりも前に評価されます。以下の表では、演算子は優先順位の降順で、つまり1が最高のレベルで表示されています。同じ表セルにリストされている演算子は、同じ優先順位を持ち、結合規則に基づいて左から右または右から左に評価されます。

優先順位 演算子 演算 結合規則
1 .
[]
::
メンバーアクセス
要素アクセス
キャスト
左から右
2 +
-
~
単項プラス
単項マイナス
ビット単位NOT
右から左
3 *
/
%
DIV
乗算
除算、剰余
整数除算
左から右
4 +
-
||
加算
減算
連結
左から右
5 <<
>>
>>>
ビット単位左シフト
ビット単位右シフト
ビット単位符号なし右シフト
左から右
6 & ビット単位AND 左から右
7 ^ ビット単位XOR(排他的論理和) 左から右
8 | ビット単位OR(包括的論理和) 左から右
9 =, ==
<>, !=
<, <=
>, >=
比較演算子 左から右
10 NOT, !
EXISTS
論理NOT
存在
右から左
11 BETWEEN
IN
RLIKE, REGEXP
ILIKE
LIKE
IS [NULL, TRUE, FALSE]
IS DISTINCT FROM
その他の述語 左から右
12 AND AND(論理積) 左から右
13 OR OR(論理和) 左から右